Take Me Out – Hokuriku、3県をめぐる旅(MII)
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タイで支持を集めるクリエイター/インフルエンサーMIIが、北陸3県を巡る旅へ。
富山・石川・福井それぞれの土地で出会った自然、文化、食の魅力を、現地の視点でお届けします。
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Take me out HOKURIKU
金沢駅に到着すると、まず目に飛び込んでくるのは、外国人観光客、特に欧米人の方々が多いことです。
東京駅や大阪駅ほどではないのですが、とても賑わっています。
数年前に新幹線が開通してから、北陸地方は大変人気が高まり、以前は日本の主要な旅行先として上位になかったのですが、観光客が訪れるようになっているようです。
今後北陸は、ますます観光客の間で人気が高まりそうで、ある意味ダークホース的な観光地として、注目してみる価値があると思います。
北陸地方は石川県、富山県、福井県の3県から成り、雄大な自然と最高水準の工芸品で知られています。
本州の日本海側に位置しており、これは方角的には、日本列島全体から見て西北西の方向にあたります。
富山県は、雄大な日本アルプスと、豊かな海の幸に恵まれた富山湾を結ぶ地域です。人々の暮らしに根ざした産業や工芸文化が育まれており、地域ならではの文化と職人気質が色濃く反映されています。
一方、石川県は、武士の時代から続く豊かな文化的歴史の中心地であり、日本で唯一、金箔づくりの伝統を今も守り続けている地域です。
また、福井県は、禅の精神と清らかな水に支えられた精神性の高い土地であり、その環境を背景に、高品質な地酒を生み出す酒蔵が数多く存在しています。
3県とも、地酒やスモーキーなジャパニーズウイスキーから、しなやかで曲げやすい錫製品まで、歴史に彩られた工芸品の生産において優れた技術を有しています。
そのため、北陸は食、芸術、文化、手工芸、そして知られざる魅力を愛する観光客を惹きつける新たな地域となっています。
北陸への旅行を計画している方におすすめの場所をご紹介します。
<富山> WEBサイトはこちら →
富山県は、日本アルプスから良質な深海魚の産地である富山湾まで、雄大な景観で知られています。
山と海が近接する地形が、多彩な自然と豊かな食文化を育んできました。
美しい自然に加え、富山は金属加工技術の中心地でもあり、古くから職人の技が育まれてきた地域でもあります。
特に高岡鋳物は何世紀にもわたって受け継がれ、現代の製造技術を取り入れて常に進化を続けています。
そのため、高度な技術が生み出す工芸品の産地として有名です。
また、渓谷に佇む世界遺産の合掌造り集落も存在します。
三郎丸蒸留所 WEBサイトはこちら⇒
若鶴酒造が所有する三郎丸蒸留所は、1862年に清酒醸造のために設立され、1952年にウイスキー醸造に転向しました。

世界のウイスキーと地元富山の原料や技術を融合させたスモーキーなウイスキー造りを得意としています。
三郎丸のウイスキー造りの核となるのは、庄川の清らかな地下水と、スコットランド・アイラ島産の高品質なピートを使用することで、独特のスモーキーな香りを生み出しています。
また、三郎丸は地元の職人と共同で「ZEMON」と呼ばれる銅製のポットスチルを開発。さらに、ウイスキーの風味を高めるため、大型の熟成樽を導入しました。これは井波の職人と協力し、地元富山産のミズナラからミズナラ樽を製作することで、持続可能な森林生態系を創造し、樽を真に高級な素材へと昇華させたものです。
この情熱と革新を原動力に、三郎丸は富山のクラフトウイスキーを世界に届けるために、常に挑戦を続けています。
工場を訪れた際には、お土産ショップもぜひお立ち寄りください。
コーヒーがお好きな方には、ウイスキー樽で熟成させたコーヒー豆も販売しています。
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能作 WEBサイトはこちら⇒
1916年に創業した能作の工場は、単なる製造工場ではありません。
1916年に創業した能作は、単なる製造工場ではなく、400年以上の歴史を持つ高岡銅器の伝統を受け継ぎ、そのものづくりを間近に体感できる、鋳造文化の魅力にあふれた場所です。
真鍮や青銅を使った器物を製造し、その中には、柔らかく加工しやすいという独特の性質を持つ100%純錫を使った製品も含まれています。
代表作である「KAGO(かご)」は、伝統的な製法から大胆に脱却した作品です。
無料の工場見学では、1,000度を超える高温で金属が鋳造される様子を見学でき、職人技を存分に体験できます。
また、伝統的な砂型鋳造法を用いて、誰でも自分だけの錫製品を作ることができる「能作ラボ」のワークショップへの参加も強くお勧めします。
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この工場には、魅力的なレストランとカフェも併設されています。
テーブルで使われている器や道具のほとんどは、この工場で製作された錫製品で、食事の場を通して実際に手に取り、使うことができます。
気に入った品があれば、工場併設のショップでお土産として選ぶことも可能です。
ぜひ、ここでしか出会えない特別なコレクションにも注目してみてください。

相倉合掌造り集落 WEBサイトはこちら⇒
相倉合掌造り集落は、世界遺産に登録された合掌造り集落で、何世紀にもわたって豪雪に耐えるために建てられた急勾配の茅葺き屋根の家々が特徴的です。
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相倉の特徴は、白川郷とは一線を画す、静かでこぢんまりとした集落です。
人々は商業活動がほとんどなく、今も昔ながらの生活様式を守り続けているため、まさに田舎の村のような雰囲気です。
展望台まで歩いて行くと、山々に囲まれた合掌造りの家々を一望できます。
ぜひ体験していただきたいのは、合掌造りの民宿に宿泊し、プライベートで懐かしい昔ながらの雰囲気に浸ることです。 伝統的な和紙作りの体験も含まれています。

SAYS FARM WEBサイトはこちら⇒
富山県氷見市にあるセイズファームは、荒れ地を肥沃で持続可能な農地に変えたいという一人の男性の強い思いから生まれた、美しくスタイリッシュな農園です。

ただのワイナリーではなく、自然との共生のシンボルとなることを目指しています。
富山湾と立山連峰を背景に、ブドウ畑を見下ろす丘陵地帯に位置するSAYS FARMは、土地の価値を最大限に活かすことを理念としています。
ワイナリーに隣接するレストランでは、「Farm to Table(農場から食卓へ)」をモットーに、農場で採れた野菜、果物、ハーブ、そして富山湾の魚介類など、新鮮な食材を活かしたイタリアンスタイルの料理を提供しています。
旬の食材と自家製ワインのマリアージュをお楽しみいただく場合には、ご予約をおすすめします。
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<石川> WEBサイトはこちら⇒
石川県、特に金沢市は、金、手工芸、そして武士道精神の中心地です。
かつての文化的栄光が今もなお息づいており、日本の金箔のほぼすべてを生産しています。
武家時代の古典美と現代アートや建築デザインが融合した独特の雰囲気が、この街の魅力です。
歴史とモダンの両方を求める人にとって、まさに理想的な場所です。
今井金箔 WEBサイトはこちら⇒
金沢の文化に触れる最初の場所として訪れたのが、今井金箔です。
工房では、厚さわずか0.0001ミリという極限の薄さの金箔を、一枚一枚、呼吸を整えながら扱う職人の姿を見ることができます。
強く息をしたり、ほんのわずか手元が乱れたりするだけで破れてしまうため、作業には高い集中力が求められます。

金沢神社 WEBサイトはこちら⇒
200年以上の歴史を持つ由緒ある神社で、前田治長公によって創建されました。
学問と知恵の神である天神様を加賀国の守護神として祀り、受験生や合格祈願の人々に親しまれています。
静かで趣のある境内は、今も多くの参拝客を惹きつけています。
学問や開運を願う人々にとって、縁起が良いとされる霊泉の近くに位置しています。

金城霊澤 WEBサイトはこちら⇒
金沢の地名の由来となった有名な古井戸。
伝説によると、ある農民が病気の母のために薬を作るため、井戸で芋を洗っていたところ、金を発見したそうです。
兼六園の静かな場所にあるこの小さな井戸は、金沢の地名の由来となっています。
今日では金を見ることはできませんが、この神聖な井戸は、金沢の始まりを物語る最も重要なシンボルとして今もなお存在しています。

石浦神社 WEBサイトはこちら⇒
金沢最古の神社として1500年以上の歴史を持つこの神社は、武家が支配する以前から人々の心の拠り所となってきました。
数百基もの赤い鳥居が立ち並び、神聖なトンネルのような参道は観光客を魅了しています。
この神社は特に恋愛成就や縁結びのご利益で知られています。
また、神社には愛らしい犬のキャラクター「きまちゃん」がおり、お守りやお土産にも描かれています。
この神社は、古き良き風習と現代をつなぐ活気あふれるスポットとなっています。

金沢21世紀美術館 WEBサイトはこちら⇒
美術館の世界観を変えた、円形で透明な建物。
建築家SANAAによって設計されたこの美術館は、いつでもどこからでも自由に出入りできる公園のような美術館です。
入場は無料ですが、小規模な展覧会は有料です。
このコンセプトは、芸術と人間の境界を完全に消し去ります。
世界中から訪れる観光客を魅了する大きな魅力は、レアンドロ・エルリッヒによる傑作「スイミング・プール」です。
まるでプールの中にいるかのような錯覚に陥り、鑑賞者は実際に水面下に立つことができます。
この美術館は単なる展示スペースにとどまりません。
学び、くつろぎ、そして現代美術との無限の関わりを促す交流の場となっています。

国立工芸館 WEBサイトはこちら⇒
この美術館は、東京から金沢に移転した最初の国立美術館であり、この街が真の工芸の中心地であることを如実に示しています。
展示室は、明治・大正時代に軍事施設として使われていた2棟の古い建物を移築・修復して新たに建設されました。 館内には、陶磁器、漆器、金属、織物など、近代から現代までの4,000点を超える日本の工芸品が収蔵されています。

石川県立歴史博物館 WEBサイトはこちら⇒
この博物館は、20世紀初頭に金沢陸軍の兵器庫として使われていた3棟の赤レンガ造りの建物を利用しており、国の重要文化財に指定されています。
館内の展示では、石川県の初期の歴史から豊かな武家文化まで、美術工芸品、伝統的な生活様式などを通して紹介しています。
西洋風の軍事建築を鑑賞しながら、日本の歴史を学ぶことができるでしょう。
福光屋酒造 WEBサイトはこちら⇒
1625年創業のこの蔵は、「純米蔵」の理念を掲げ、「純米酒のみを造る」という理念を掲げています。
純米酒とは、酒米と水のみで造られた酒を指します。
福光屋は、何世紀にもわたり、自然濾過された神聖な水である百年水を用い、日本における酒造りのパイオニアとして、野熟(常温熟成)と丹熟(低温熟成)という熟成法を開発しました。
かつては、日本酒はワインのように熟成されることは一般的ではありませんでしたが、福光屋はこの製法の先駆者でした。さらに、福光屋は米発酵の知恵を美容の世界にも広げ、伝統と革新を独創的に融合させた化粧品を開発しています。

TILE WEBサイトはこちら⇒
金沢駅近くの築110年の古民家を改装した店内で、特別な海鮮丼を提供するレストラン。
入店にはパスワードが必要なのが特徴で、秘密の空間に足を踏み入れたようなワクワク感を味わえます。
メインディッシュは「金沢薬味海鮮丼」。
30種類以上の新鮮な魚介類を、宝石箱を模したガラスの器に盛り付けて楽しむことができます。

<福井> WEBサイトはこちら⇒
福井県は、深い精神性と、長い時間をかけて受け継がれてきた文化が息づく土地です。
地域信仰の中心となる名刹が数多く点在し、その存在が人々に深い心の安らぎをもたらしています。そのため、土地全体に、静かで厳かな空気が漂っています。
また福井は、白山山系を源とする清らかな水に恵まれた源流域でもあり、この水は、雑味のない、やさしい味わいを大切にした日本酒造りに欠かせません。
さらに、越前焼や、卓越した切れ味で知られる越前打刃物など、長い歴史を誇る伝統工芸の産地としても知られています。
アーバンデザインセンター坂井と三国町旧市街 WEBサイトはこちら⇒
福井県三国町旧市街は、かつて北前船貿易の拠点として栄えた歴史ある街です。
伝統的な建築様式、特に独特の「かぐら建て」様式の建物を通して、かつての繁栄の面影を色濃く残しています。

現在、この街は空き家問題に直面しており、アーバンデザインセンター坂井(UDCS)は、これらの空き家を公共空間として再生する取り組みを進めています。
古いものを捨てることなく新しいものを受け入れる開かれた港町の精神を守ることを目指しています。
私たちは三味線を習いました。三味線は3本の弦しかない日本の弦楽器です。
難しくはありませんでしたが、思ったほど簡単ではありませんでした。
伝統的な民家でレッスンを受けました。そこは、誰でも手頃な価格でどんな活動でも開催できる空間です。
5月に三国城を訪れると、壮大で歴史的にも重要な三国祭を目にすることができるかもしれません。
ハイライトは、高さ6メートルを超える巨大な山鉾が古い町並みを練り歩く山鉾巡行です。
世代を超えて受け継がれてきた地域の誇りと活気が見事に表現されています。

久保田酒造 WEBサイトはこちら⇒
福井県丸岡にある久保田酒造は、室町時代に失われた伝説の酒を復活させるという藩主の命を受けて創業し、270年以上の歴史を誇ります。
地元産の食材で造る酒こそが真の地酒であるという理念のもと、蔵の酒は地元で湧き出る清らかな伏流水と、蔵元が自ら栽培した酒米を用いて造られています。

越前大仏 WEBサイトはこちら⇒
大師山清大寺にある越前大仏は、福井県の隠れた名所の一つです。
建立は比較的新しいにもかかわらず、大仏殿に鎮座する本尊の巨大さは圧巻です。
高さ17メートルを誇る本尊は、建物内に安置された大仏としては日本最大級を誇り、奈良大仏や鎌倉大仏をも凌駕します。
大仏殿には1,281体を超える大小さまざまな仏像が安置されており、訪れると静寂に包まれます。
秋には境内が美しい紅葉に彩られ、季節の魅力も感じられます。
本堂横の五重塔に登れば、360度パノラマで街の景色を眺めることができます。
福井旅行のプランにぜひ加えておきたい、もう一つの場所です。

あまごの宿 WEBサイトはこちら⇒
福井県勝山市にある「あまごの宿」は、法恩寺山が近くにあり、雄大な自然に囲まれた旅館です。
中でも特におすすめなのは、マスやサケと同じ川魚であるアマゴです。
専用のアマゴの養殖池を所有しており、提供される魚はどれも鮮度抜群。
池から食卓へ。甘みと歯ごたえのあるアマゴは、刺身、塩焼き、天ぷらなど、様々な調理法でお楽しみいただけます。
さらに、アマゴ釣り体験も行っており、釣れたアマゴはレストランでその場で塩焼きにして食べることができます。

シンフォニー吉田酒造 WEBサイトはこちら⇒
福井県永平寺町にある、200年以上の歴史を持つ酒蔵です。
この蔵は、「永平寺テロワール」という、土地の風土や気候の個性をそのまま表現した酒造りの理念を掲げています。
この理念を忠実に守り、永平寺市産米100%、白山の雪解け水を使用し、純米酒(アルコールを添加せず、米と水だけで造る酒)にこだわっています。
この蔵を訪れることは、単なる場所の見学ではなく、その土地ならではの味わいを生み出す職人技に触れる体験となるでしょう。

レゾンス(L’aisance) WEBサイトはこちら⇒
福井を訪れ、この地域のテロワールを体験したいのであれば、レゾンスをおすすめします。
このレストランでは、主に福井産の食材を使用し、フランス料理の技法を用いながら、直火や薪火の熱を生かした調理が行われています。
福井の生産者による卵や野菜、肉などの素材を、素材本来の本質を覆い隠してしまうような過度な味付けを避けることで、自然な味わいとして感じることができます。
レゾンスでは、料理だけでなく、テーブルに使われる器やキッチンナイフ、皿に至るまで、ほぼすべてが福井の職人によって作られています。
福井に滞在する際には、ぜひ訪れてみてください。

ー筆者紹介ー
MII(ミー) タイ在住・クリエイター/インフルエンサー
タイのクリエイターであり、感性派インフルエンサー。Instagramアカウント @jiranarong2 では約10万人のフォロワーを持つ。ライフスタイルメディア 「THE Cloud」 のライターとしても活動し、日本各地の文化や食、自然風景をテーマにした記事で多くの読者の共感を集めている。






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